コンテンツへスキップ 投稿日:2023年2月1日/更新日:2023年2月14日

すべての信仰者が受ける聖霊のバプテスマ

すべての信仰者が受ける聖霊のバプテスマ

主イエス・キリストを信じるすべての人は聖霊を受ける、と約束されています。しかし、一部の教派では、信仰者が水のバプテスマを受けた後、神様によって選ばれた人たちだけが、新たな聖霊の力を受け、その印として異言を話すようになると教えられています。これは「聖霊のバプテスマ」と呼ばれています。私は違った意見を持っています。私はすべての信仰者が聖霊のバプテスマを受けると信じています。

すべての信仰者に約束されている聖霊

新しい契約においては、すべての信仰者に聖霊が降り注がれると約束されています。この約束の預言は、旧約聖書エレミヤ31章31-34節で語られ、新約聖書へブル8章7-12節にこの預言が成就したと書かれています。またヨエル2章28-29節(新共同訳3章1-2節)では、老若男女問わずすべて信じる者に神様の霊が宿ると預言されています。さらにこの預言は、使徒たちが五旬節のときにエルサレムで、他のユダヤ人たちの前で公然と異言を話し始めたときに成就しました(使徒行伝2章)。

旧い契約下では、特別に選ばれた人だけに聖霊が宿りましたが、新しい契約では、すべてのクリスチャンに万人祭司の契約が与えられています。特別な人にだけに聖霊が働いていると説いている教えは、聖書の教えではないと私は信じています。

使徒行伝の解釈

使徒行伝2章1‐13節を読んでみましょう。使徒たちが話した異言は、人間が話す言語です。一部の教派が行っている意味不明な雑音ではありません。

使徒行伝のアウトラインは、主イエス様の言葉に書かれています。「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」使徒たちは、この言葉通りにエルサレムで宣教を始め(1—7章)、サマリヤ(8章)で宣教をしました。

神様の御言葉はサマリアに留まらず、地の果てまで広がっていきました。異邦人宣教の先駆けになったのが使徒ペテロです。ペテロと主の働き人たちは、異邦人であるコルネリオ宅を訪問して福音を伝えたのです。そのときコルネリオ一家の人たちも聖霊を受けて異言を話し始めたと書かれています(10章44-48節)。この聖句の文脈では、異言を話すことが聖霊が降った証拠として書かれています。

1コリント12章—14章の解釈

しかし、異言を話すことが、聖霊のバプテスマの証拠ではありえません。1コリント12‐14章を読んでみましょう。異言が聖霊のバプテスマを受ける特別なサインであるとは、私にはどう読んでもそのように解釈できません。人それぞれ違った賜物を受けています(1コリント12章27-31節)。異言は、賜物の一つに過ぎません。

使徒パウロは、異言よりも神様の御言葉を話す預言の賜物を求めなさい、と勧めています(1コリント14章31節)。聴いている人たちがわからない異言で話すよりは、理性によって神様の御言葉を語る預言の賜物の方が優れているからです(1コリント14章19節)。

結論 聖霊のバプテスマは、すべてのクリスチャンに約束されている

バプテスマのヨハネは、「主イエス・キリストが聖霊と火でバプテスマをお授けになる」と証言しました。主イエス様のバプテスマは、すべての信仰者に与えられると聖書を教えている、と私は信じています。もし私が間違ったことを教えているのであれば、神様が私を厳しく罰してくださるように、心よりお祈りします。

「すべての信仰者が受ける聖霊のバプテスマ」への2件のフィードバック

  1. アーメン。エペソ1:13でも、“あなたがたもまたキリストにあって、真理の言葉、すなわち、あなたがたの救いの福音を聞き、また彼を信じた結果、約束された聖霊の証印をおされたのである。“とあり、主の聖霊が私達の内にも住んでおられ、常に導いてくださることを感謝します。今日も主を第一にして歩めますよう祈りつつ。

    1. このトピックは、どこかで聖書クラスの中で入れていきます。とっても重要ですので。ハッキリとした割合はわかりませんが、多くの人たちは、異言が聖霊のバプテスマの印だと信じています。

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