コンテンツへスキップ 投稿日:2024年1月1日/更新日:2025年2月15日

ヨハネ14章21-24節、主従関係

キリストの主従関係

主従関係を聞いて何を連想するでしょうか。主従関係という表現自体、死語に近いかもしれません。しかし、キリストの主従関係は古くさいなんてありません。むしろ、新鮮でピュアな関係なのです。

わたしの掟を受け入れ、それを守る人は、わたしを愛する者である。わたしを愛する人は、わたしの父に愛される。わたしもその人を愛して、その人にわたし自身を現す。」イスカリオテでない方のユダが、「主よ、わたしたちには御自分を現そうとなさるのに、世にはそうなさらないのは、なぜでしょうか」と言った。イエスはこう答えて言われた。「わたしを愛する人は、わたしの言葉を守る。わたしの父はその人を愛され、父とわたしとはその人のところに行き、一緒に住む。わたしを愛さない者は、わたしの言葉を守らない。あなたがたが聞いている言葉はわたしのものではなく、わたしをお遣わしになった父のものである。ヨハネ14章21-24節 聖書協会

人間が作る主従関係

人間が作る主従関係や師弟関係には、パワハラ、モラハラが付き物です。ちょっと間違えば、セクハラも出てきます。力による上下関係です。このような関係では、肉体の暴力、言葉の暴力が常識としてまかり通ります。

大相撲、プロ野球、アマチュアの高校野球といったスポーツの世界では、今でも鉄拳制裁の暴力が問題になりニュースで流れたります。このような関係では、上の人は下の人を完全にコントロールしようとします。下の人は、コントロールされているとわかっていも、従わざるえない状況に置かれてしまいます。

このような関係は、21世紀の世界ではあってはならないものですが、実際は人間社会の多くの場所で存在するのです。主従関係自体、古臭いと考える多くの人がいるかもしれません。なぜなら、人間が作る主従関係は、上の立つ者の絶対的な権力と暴挙によって支配されるからです。

人を操ろうとする上役は、自分自身に自信がないのです。常に自分を守っていなければ安心できないのです。芸能界やスポーツの世界に限らず、一般の会社の中にもこのような上下関係するのです。非常に歪な関係であり罪深い関係です。では主イエス・キリストの主従関係はどうでしょうか。

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主キリストが求める主従関係

主キリストは、どのように弟子たちに接したのでしょうか。高圧的な脅しのテクニックを使って、弟子たちを操ろうとしたのでしょうか。弟子たちを怒り言葉の暴力を使って、弟子たちの愚かさを指摘したでしょうか。すべてを支配できる権威を持っていたにも関わらず、主キリストはそのような罪深い愚かなテクニックなど使いませんでした。

主キリストが弟子たちに求めたのは信頼関係です。キリストは、人の自由意志を敬い無理強いして従わせるようなことは決してしません。私たち人間にいう言葉は、2000年前も今も変わりません。私たちに「わたしを信頼しなさい」と声をかけて下さっています。キリストは、私たちに憐れみの手を差し伸べて、招いているのです。

さらに主キリストの主従関係は、主が招き私たち人間が応えるという応答で成り立っているのです。上目線での命令ではありません。強制でもありません。主に従うか従わないかは、弟子側に委ねられているのです。

キリストの言葉は常に愛に満ち溢れています。キリストは、私たちが行動を起こすまで待ち続けることができる心優しいお方です。

キリストの主従関係は新鮮でピュアな関係

人間が作る主従関係は、何かに束縛されています。上に立つ人間も下にいる人間も、何かによって操られているのです。その何かとは、権威欲、名声、見栄、金銭欲のような欲望です。そのような上下関係にいる人たちは、罪深い欲望でがんじがらめに縛られているので抜け出そうにも抜けられない場合もあります。

しかし、キリストが私たちに与える主従関係は、いつも自由です。いつも新鮮です。ピュアです。なぜでしょうか。キリストが私たちを愛しているからです。私たちを愛しているから、キリストは私たちの純粋な信仰を求めているのです。

人間関係が、古い疲れた服のように、ボロボロになってしまうのに対して、主キリストと弟子の関係は、キリストの愛によって常に清められるのです。このような関係においては、キリストを信じる人は、キリストを愛し慕い求めます。そして、キリストの教えに心から従うこともいといません。

キリストの言葉に心から耳を傾けてみましょう。必ず新しい発見があります。あなたの心に光が差し込み、新しい人生を歩むための一歩を踏み出せます。

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