コンテンツへスキップ 投稿日:2021年10月22日/更新日:2025年2月15日

縁起を担ぎますか

神社のおみくじ

あなたは縁起を担ぎますか。日本には古くから「縁起を担ぐ」という慣習があります。その由来は何でしょうか。運、不運をもたらすと考えれる「縁起を担ぐ」慣習について考えてみましょう。

1.日本人だから、縁起を担ぐ?

『縁起』という慣習は結構厄介なものです。結婚式や葬式の日取りを決めるのも厄介な仕事です。 変に西洋化した日本人が、普段見ていない日本の暦を見るのもこの時だけかもしれないです。実は 『縁起』とは結婚する当人にとってはどうでもいい事かもしれません。 むしろ周囲の人間の方が気にしているのでしょう。 葬式にしてもしかりです。 死んだ本人はこの世にいないわけですから、どうもこうもいえない立場です。

日本には、数限りない迷信があります。日本人の行儀・作法にも影響しています。たとえば箸の使い方です。箸を立てる、または刺して食べるような食べ方はNGです。立て箸は、お葬式を連想させ縁起が悪いからです。

勝負の世界では、「縁起を担ぐ」人が多いかもしれませんが、結局のところ、「縁起を担いでも負ける時は負ける」と納得してやめる人もいるようです。将棋の久保利明9段がAmebaの将棋解説をなさっていた時に、そのように述懐していました。

2.人の人生は縁起を担ぐことにより左右されるのか?

人の人生は、縁起をかつぐことによって左右されているのでしょうか。あるいは運や不運で左右されているのでしょうか。もし縁起や運を信じていれば、いろいろな所にお参りをしなければなりません。悪い事が続くのは祟りがあるのではないか?と考えたりします。家の方向が悪いのでは?名前の字画が悪いのでは?名前を変えたほうがいいかも?いろいろな事を考えます。実際に、私は、神社に行ってお清めをしてもらった人を知っています。それでも悪いことは続いているような気がして、不安になり他の祈祷師にお願いしたそうです。

また、ある人はパワースポットがあると聞けば、その場所まで行きパワーをもらってきます。パワーストーンも買うかもしれません。お守り10個も持っている人もいます。

多くの方々が迷信を信じているゆえでしょうか。幸運を呼ぶハンコウや財布が、公然と売られています。実際に買う人たくさんいるんでしょう。それが証拠に、このような広告は消え去りません。私たち人間は、様々な迷信によって右往左往させられている操り人形でしょうか。

puppet

結論 縁起は担ぎません

人間には自由意志があります。どのようにこの人生を生きるのかを、人それぞれが決めるのです。誰も他の人のために決めることはありません。人間の命の不思議は、その誕生にもありますが、その命をどのように使うかによって決まって来る人生模様にもあるのではないでしょうか。

まったく同じような経験をしている2人でも、まったく違った道を歩みます。試練を人生の肥やしに変える人もいれば、その逆に自暴自棄になる人もいます。ある人は、自分で出来る、またやるべき事が山ほどあるのに何もやらず、一獲千金を夢見てあらゆる迷信に願をかけて一生を終えます。迷信に願掛けし続ける人は、まさに迷信の操り人形です。自分の自由意思で願掛けしていますが、その一生は、自由がない奴隷といえるのではないでしょうか。

勝負の世界の人々が証言しているように、そのような迷信に願をかけたからといっても、何ら影響はありません。実際にそのような迷信に力はないからです。

人生には山あり谷あり。願をかけても縁起を担いても、何も変わりはありません。迷信深い人は、そこまで割り切って考えられないでしょう。しかし、人生は実験です。ちょっと不安であっても、縁起を担ぐのを一時的にやめてみましょう。何か悪い事が起きたでしょうか。実は、何も変わりはありません。相変わらず、山あり谷ありの人生です。

 

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