コンテンツへスキップ 投稿日:2024年11月25日/更新日:2024年11月26日

人の欲 誉れと栄光 雲散霧消

どんな分野でも飛びぬけて才能を持っている人がいます。クラシック音楽の世界では、モーツァルトがまさに天才と言えます。つい最近では、野球の大谷翔平選手が挙げられるでしょう。才能と合わせて、彼らの努力が並々ならぬものなのでしょう。

人間が求める誉れと栄光

いつの時代でも、多くの人たちが欲望に駆られて生きていきます。人よりも強くなりたい、うまくなりたい、賢くなりたい、リッチになりたいという欲求は、留まるところがありません。人類の歴史の中で、続いている人生模様です。

「少年よ、大志を抱け」の名言は、ウィリアム・S・クラークが札幌農学校を去る時に学生に残した言葉として言われています。しかし、正しくは、「少年よ、キリストにあって大志を抱け」と言ったのです。それがいつの間にか、イエス・キリストの名が削除され、「自分の欲望が叶えるようにガンバレ」のような自己中心的な励ましの言葉になってしまいました。

人が自分の誉れと栄光を求めるのは、人間の性とも言えます。逆に、このような向上心がない人は落伍者になっていくような社会に、私たちは生きているのです。

空しく消える

人間の向上心は裏を返せば、人の欲の表れかもしれません。人が誉れと栄光を得たとしても、雲散霧消の4文字熟語ごとく消えてなくなってしまいます。

賢者も愚者も、永遠に記憶されることはない。やがて来る日には、すべて忘れられてしまう。賢者も愚者も等しく死ぬとは何ということか。わたしは生きることをいとう。太陽の下に起こることは、何もかもわたしを苦しめる。どれもみな空しく、風を追うようなことだ。コヘレトの言葉、伝道者の書2章16-17節 聖書協会

上記の聖句が明らかにしているように、どんなに著名な人でも永遠に記憶されることはありません。どんなに偉大な人物でも死んで、人々の記憶から消えていくのです。これが人生の現実ではないでしょうか。

人が生きている間、名誉、名声、栄光を求めるのは、風を追うようなものです。逆にそれは、人間を苦しめるもとになります。

人間が求めるべきもの

では人間が求めるべきものとは何でしょうか。人間が神様によって創造されたという原点に戻って考えてみます。

すべてに耳を傾けて得た結論。「神を畏れ、その戒めを守れ。」これこそ、人間のすべて。
神は、善をも悪をも、一切の業を、隠れたこともすべて、裁きの座に引き出されるであろう。 コヘレトの言葉、伝道者の書12章13-14節 聖書協会

創造主である神を畏れる事。これが第一の人間の本分です。神の御国と正義を求めるーこれが本来、人が求めるものです。この方は、私たちのすべてをご存じです。そして、世の終わりの時に、人類すべてを裁かれます。

主イエス・キリストを知りまったく新しい人生を始めてみませんか。人生の生きる意味があたら得られ、この狂った世の中に生きていても人生の喜びと平安が与えられます。

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