管理人ー不幸が続く

心の健康を多くの人に

「周囲の人に『この人、本当に運の悪い人だね』と言われたことありますか」と聞かれたら、いの一番にわたしは手を挙げる。そのくらい悪い事が続いた時期が、わたしにはあった。

レストランに勤務時代

1971年、マクドナルドが日本に上陸。ファースト・フードが出始めて、飲食業界も大変な時期だった。現場で働いているわたしのようなコックには、分岐点を与えてくれた時期でもあった。多くの美味しい冷凍物の食品が出始めて、プロの料理人は二分化すると思われた。料亭、ホテルのような所で超一流になるか、それ以下になるか、どちらかだ。際立った才能もないわたしは、コックを道半ばあきらめた。

それから後の3年間は荒れた生活が続いた。ほとんどアル中。本物のアル中にならなかったのが不思議なくらい。年齢も24歳になっていたので「この辺で何か方向性を決めない」と思い、アメリカ留学を決めた。でもお金がなかったのでバイトを3つもやりながら、地を這いながらでも働いた。

悪いことは続くもんです

そんな時に、不幸が次から次へと起こった。まずは交通事故、顔の骨2本折って、頭を50針も縫う大怪我だった。車が横転して運転席側に横倒しになり、わたしの頭と顔は20mくらいコンクリートとこすり合った。あまりの衝撃にきっと神経が麻痺していたのだろう。何の痛みもなかった。

幸い助手席にいた友人には、かすり傷一つなかった。友人がかすり傷一つ負わず助かったのは、わたしには今でも奇跡にしか思えない。数カ月入院で、治療にまた数ヶ月かかった。

その一ヵ月後、育ての母が横断歩道で左折の大型トラックに巻き込まれて、交通事故で即死。またその一ヵ月後、仕事中に左手骨折。その三ヵ月後にひどい腹痛になり、盲腸が発覚。すぐに手術をうけた。また一ヵ月後に、鼻の病気が発覚して、すぐに手術した。この2年間は、病院の入退院の繰り返し。

「自分は絶対、事故になんか遭わない」と過信していた自分が、人生のどん底を味わった。これ以上悪いことは、起きないと思えた。「後は死ぬくらいだな」の軽い気持ちであったのが不思議なくらい。

悪いことが次から次へ起きた時、天につばをかけたくなるような心境で思わず天を見上げた。同時に、神の存在つまり自分以上の目に見えない力の存在を、生まれて初めて意識した。天罰?若い時から好き勝手なことばかりやってきたから…これが因果応報ってこと?と自問自答していた。

今考えると、これらの事故や病気は、わたし自身の罪ゆえに起きた必然的な出来事だったと思う。創造主なる神が「目を覚ましなさい」と言ってくれていたと思う。

本当の意味で、人生とは何?と心の底から真剣に考え始めたのもこの頃だ。

人生っておもしろい

まったく同じ不幸な体験をした2人が、同じリアクッションで行動するとは限らない。一人の人は「良かった。命だけは助かった。」と考え、もう一人は「なんで自分だけが、こんな不幸なめにあわなければならないんだ?」と嘆くかもしれない。

わたしは、どちらかと言えば後者の方だった。なぜ?、なぜ?、なぜ?の疑問が頭の中をグルグル回っていた。自殺するわけにもいかず、生きていくしかなかった。この不幸の連続は、わたしは何を学んだのだろうか。

Bookmark(0)

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。