感謝する祝福された人生の秘訣について、野口良哉伝道者に解き明かししていただきます。
哲学者のハイデガーは、英語で「考える」を意味するthink と「感謝する」を意味するthank、あるいはドイツ語で「考える」を意味するdenkenと「感謝する」を意味するdankenは同じだと述べています。つまり、私たちは物事をよ~く「考える」ことをしていく時に、マイナスにもプラスが見えてきたりして、「感謝する」思いが沸々と芽生えて来るということなのではないでしょうか?今年、2025年は、何事においても、早々に結論を出すのではなく、よ~く考えて、じっくりと感謝したいものです。
「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。」1テサロニケ5章16~18節 聖書協会
主にあって、新年おめでとうございます。いよいよ新しい年、2025年が始まりました。この年が皆さんお一人お一人にとって、そしてまた、世界中の人々、とりわけ、戦火や貧困、災害や病気などの中にある方々にとって、少しでも良き年になりますよう、心よりお祈りします。
さて、上掲の聖句の最後で、パウロは「どんなことにも感謝しなさい」と言っています。はたして、「どんなことにも感謝」することなど、可能なのでしょうか?なぜなら、「どんなことにも」には、おそらく、必ずしも自分にとって嬉しくないことも含まれているからです。
しかしなから、よ~く考えてみて下さい。一見、自分に嬉しくない、喜ばしくないと思っていたことが、結果的には、自分の益になっているということがあるのではないでしょうか?神は時にかなって万事を益として下さるのです。コヘレトの言葉3章11節に「神はすべてを時宜にかなうように造り・・・」、ローマの信徒への手紙8章28節「神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。」とある通りです。
哲学者のハイデガーは、英語で「考える」を意味するthink と「感謝する」を意味するthank、あるいはドイツ語で「考える」を意味するdenkenと「感謝する」を意味するdankenは同じだと述べています。つまり、私たちは物事をよ~く「考える」ことをしていく時に、マイナスにもプラスが見えてきたりして、「感謝する」思いが沸々と芽生えて来るということなのではないでしょうか?
漢字の「正」しいという字は、「一」と書いて「止」まると書きます。つまり、私たちが「正」しい判断や行動をするためには、「一」旦、立ち「止」まることが欠かせないということではないでしょうか?
ぜひ、この新しい年、2025年は、何事におきましても、早々に結論を出してしまうのではなく、よ~く考えて、じっくりと感謝することを、少しでも増やして参りたいと思います。
お読み下さった皆様、お一人お一人に、主なる神の平安が豊かにありますように。
シャローム!
クリスチャンの成長シリーズ 野口良哉伝道者