コンテンツへスキップ 投稿日:2022年9月5日/更新日:2025年5月28日

誰にも相談できない辛い日本社会

東京の夜景が象徴する孤立社会

誰にも相談できないで苦しんでいる、辛い思いを経験している人たちが、残念ながら日本には多くいます。ストレスのはけ口を、ソーシャル・メディアに見出しつぶやいています。孤立、孤独の日本人、日本社会の再生のためには、何が必要なのでしょうか。

日本のスマホの普及率は、2020年の統計で67.6%でした。現在の普及率は、90%以上ではないでしょうか。物価高で生活が苦しくなっても、携帯・スマホだけは必需品になっています。中高生を抱えているほとんどの家庭は、家族全員がスマホを持っているのではないでしょうか。

スマホが普及して以来、電車の中で携帯を使いゲームに興じたり、動画を見たりする人が多くなってきました。また電車という公共の場で、化粧をしている多くの女性がいます。この世の中は急激に個別化しているのにお気づきでしょうか。。

年老いた人たちはもちろんですが、若者や中年層でも孤独に死を迎える人たちが日本には存在しています。参照記事 日本の死に関するデータ(参考)死因別統計データ

誰にも相談できない

孤立、孤独、小さな箱に閉じこもる日本社会

この個別化ゆえに、公共の場も個人の空間にしてしまうのが、現代日本の文化になっているのではないでしょうか。私がファミレスに行ったある日のこと。レストランに家族4人が来てテーブル席に着きました。早速4人ともスマホを見始めました。誰も会話をする者はいません。メニューを見ながらも、みんなスマホを見ているのです。オーダー中、多少会話がありましたが、オーダーし終わると、またすぐに家族全員がスマホに戻ってしまったのです。

このような光景を私は幾度となく見ています。不思議なことではありません。親も子供も当たり前のごとく、スマホに興じているのです。

ここまで来ると、もう逆戻りは出来ないでしょう。二十年前、いや十年前の生活に戻れといっても、誰も望まないでしょう。生活が豊かになり、大人も子供も少しぐらいの便利さでは、満足できなくなっているのです。この傾向はもっと強くなるでしょう。

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誰にも相談できない

非常に複雑な世の中

この便利さとともに、時代は非常に複雑になっているます。2019年以来コロナ禍が、私たちの生活を大きく揺れ動かしました。Zoomや他のメディアを通して、対面で会わなくてもミーティングが出来るようになりました。私自身、この恩恵を十二分に受けています。しかし、これに伴って、人間関係が疎遠になっているのも事実でしょう。人と人の心の触れ合いを、この砂漠のような精神的に飢え渇く世の中で、人々は求めているように私には思えます。

世の中が便利になるにつれて、世の中の犯罪は巧妙化されています。詐欺はオレオレ詐欺だけではありません。カジノ詐欺などネットを使った詐欺が、今この世の中に渦巻いています。

世界中の動乱やテロは、もう珍しいニュースではなくなりました。世界的にも政治的犯罪であるテロは、これからもっと増えるでしょう。日本へと目を向けてみると、本当に治安が悪くなってきたと感じられます。事実、日本にも多くの外国人が移住しており、人種間の争いも後を絶ちません。そして、現在の組織犯罪は、伝統的なヤクザ組織によって犯されているわけではないのです。また、青少年の犯罪は凶悪化しています。振り込め詐欺など詐欺事件も、後を絶ちません。このように今、世の中が混乱しているのは明らかでしょう。

いろいろな人たちの価値観が、揺れ動いています。数年前に、「高校生の娘が勤めているキャバレーに、父親がそれを知らずに遊びに行ってしまい、お互いに顔を会わせ気まずそうに『なんでこんな所にいるの』と聞く」コント的なテレビコマーシャルがありました。これはまったくの作り話なのですが、ありそうな話ではないでしょうか。

現代は、個人の自由が幅を利かす世の中です。自分の子供が何をしていようが、両親が何も言えないのはうなずけます。このような時代だからこそ、家族の会話が本当に必要なのではないでしょうか。まず家庭から愛、親切、思いやりを始めたらどうでしょうか。お互いを思いやり、いたわりあう姿勢をほんの少し示すだけで良いのです。朝の「おはよう!」の一言から始めては?どうでしょうか。そこから「助け合い、励ましあい、守りあい生きていく」心のつながりが生まれてくる、と私は思います。

梅毒も自己中心も恐ろしい感染症

主イエス様の招き

上記に挙げた「助け合う支え合う家庭の原則」は、創造主なる神様から来ています。人間の良心によって与えられている愛の原則です。主イエス・キリストは、具体的に愛の原則がどのように実践されるかを、私たちに教えています。個別化した社会では、主イエス・キリストが語る愛のメッセージを必要としていると私は心底信じています。

高度成長期にはある程度の生活を、ほとんどの人が保っていました。格差社会は現在ほど激しくはありませんでした。今ほど、日本社会が主イエス様の福音を必要としている時代はないかもしれません。主イエス様は、人と人が手を取り合い助け合う共同体を造ってくださいます。もっとオープンな人間関係を造ってくださいます。あなたも主イエス様を信じみませんか。あなたも主イエス・キリストに耳を傾けてみませんか。 

読者の皆様の上に、主イエス様の祝福が宿りますように。

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