コンテンツへスキップ 投稿日:2022年9月4日/更新日:2025年2月15日

豚に真珠、ハレルヤ、狭き門

雑学の本

私たちが使っている日本語の中には、聖書が語源の言葉や表現がたくさんあります。その中からこの記事では3つとりあげます。豚に真珠とハレルヤと狭き門です。

馬の耳に念仏、猫に小判、豚に真珠

豚に真珠

神聖なものを犬に与えてはならず、また、真珠を豚に投げてはならない。それを足で踏みにじり、向き直ってあなたがたにかみついてくるだろう。

マタイ7章6節

「馬の耳に念仏」、「猫に小判」ということわざがあります。聖書にも似たようなことばがあります。「豚に真珠」ということばを聞いたことはあるかもしれません。実は、これはイエス・キリストが言っていることばです。その他にも「目には目を、歯には歯を」ということばも聞いたことがありかもしれません。これも聖書に出てくることばです。    

ハレルヤ・コーラス

年末になりますと、ベートベンの第九がよく歌われます。「ハレルヤ、ハレルヤ、ハレルヤ・・・」というコーラスを聞いたことがあるかもしれません。ハレルヤには、どんな意味があるのでしょうか。

これはヘブル語(旧約聖書が書かれている原語)で「主をほめたたえよ」という意味です。主とは、創造主なる神をさしています。ちょっと細かいことをいえば、ヤは「主」、ハレルが「ほめたたえよ」を意味しているのです。今度、このコーラスを聞く時は、こんなことも考えて聞いたらいかがでしょうか。

狭き門

狭き門より入れ、滅びにいたる門は大きく、その路は広く、之より入る者おほし。生命にいたる門は狭く、その路は細く、之を見出す者すくなし。

マタイ7章13節-14節 文語訳

狭き門は受験用語だと考えられますが、実はその語源は聖書にあります。現在多くのクリスチャンが使っている聖書翻訳(新共同訳と新改訳)では、「狭い門」と訳されていますが、文語訳では「狭き門」です。この「狭き門」が受験戦争が始まって以来、使われるようになったようです。

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