コンテンツへスキップ 投稿日:2022年10月1日/更新日:2025年1月13日

教会の歴史の概要、1世紀から現代

キリスト教の歴史を象徴するカトリック聖堂

キリスト教の歴史、年表、1世紀の教会から現代キリスト教の歴史の流れを解説します。キリスト教の歴史(主に欧米のキリスト教)は、非常に多岐にわたり複雑ですが、年表を追ってその流れに沿いそれぞれの時代区分に応じて、もっと詳しく解説していきます。次の時代に区分しました。

  • 原始教会 33-312年。教会の始まり33年から311年までは、様々な偽教師や異端が出た時期です。またクリスチャンに対する迫害が、ローマ帝国によって行われました。3世紀にはローマ教会は、他の教会に対する権威を主張し始めました。
  • キリスト教世界の確立と神学の発展 312~476年。312年を1つの区切りとして、「キリスト教世界の確立」として分けて考えます。なぜならキリスト教の歴史において、312年が重要なターニングポイントになったからです。この時点から西洋においてキリスト教世界が発展しました。キリスト教が帝国の宗教として定められ、キリスト教神学が徐々に確立していきました。
  • 中世の教会(1) キリスト教世界と社会の発展 476~1000年頃。教会史で中世は、一般的には5世紀後半から宗教改革前までですが、私は敢えてこの常識を破ります。西ローマ帝国の滅亡を一つの区切りとしてします。西ローマ帝国の滅亡後、ローマ教会の教皇と政治の権力者は、権力闘争を始めます。この2つの権力者たちは、自らの利益のためにお互いに利用しながら、また微妙な権力バランスを保っていきます。一般的には中世は800年から始まるといわれますが、私は歴史をより分かりやすくするために、帝国の区切りで分けています。
  • 中世の教会(2)キリスト教社会と教会の権威の発展 1000~1300年
  • 宗教改革の先駆者たち、ルネサンス 1300~1517年。
  • この時期には、ローマ教会のモラルが落ちて、教会の権威の衰退が目立つようになります。後の宗教改革にもつながる動きが、徐々に出てくるようになります。
  • 宗教改革 1517~1650年。宗教改革の時期をどこで区切るのは難しいですが、ルターの95か条の提題からカトリックとプロテスタントの30年戦争の終結およびピューリタン革命の終結までとします。
  • 人間の理性、リバイバル、革命の時代 1650ー1800年。18世紀を近代の教会に含めるかどうかは、議論されるところです。近代教会を第二次大覚醒1800 年から1950年までとします。
  • ポスト・モダンの時代へ。今はポスト・モダンの時代です。キリスト教も混乱しているように、私には思えます。皆様はどうお考えでしょうか。この記事の「キリスト教の歴史」はいかがでしたでしょうか。少し複雑だったかもしれません。また見落としている箇所があるかもしれません。ご感想、ご質問、ご意見などありましたら、お寄せください。
  • 新約聖書の歴史的文化的背景
  • 外部リンク キリスト教の歴史Wikipedia

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