コンテンツへスキップ 投稿日:2023年3月26日/更新日:2023年5月4日

ヨハネ5章19-30節。父なる神とイエス

主イエス様は、父なる神様とどのような関係をお持ちなのでしょうか。主イエス様ご自身が語っている父なる神様との関係を、ヨハネ5章19-30節から解説いたします。

そこで、イエスは彼らに言われた。「はっきり言っておく。子は、父のなさることを見なければ、自分からは何事もできない。父がなさることはなんでも、子もそのとおりにする。父は子を愛して、御自分のなさることをすべて子に示されるからである。また、これらのことよりも大きな業を子にお示しになって、あなたたちが驚くことになる。すなわち、父が死者を復活させて命をお与えになるように、子も、与えたいと思う者に命を与える。また、父はだれをも裁かず、裁きは一切子に任せておられる。すべての人が、父を敬うように、子をも敬うようになるためである。子を敬わない者は、子をお遣わしになった父をも敬わない。はっきり言っておく。わたしの言葉を聞いて、わたしをお遣わしになった方を信じる者は、永遠の命を得、また、裁かれることなく、死から命へと移っている。はっきり言っておく。…父は、御自身の内に命を持っておられるように、子にも自分の内に命を持つようにしてくださったからである。また、裁きを行う権能を子にお与えになった。子は人の子だからである。驚いてはならない。時が来ると、墓の中にいる者は皆、人の子の声を聞き、善を行った者は復活して命を受けるために、悪を行った者は復活して裁きを受けるために出て来るのだ。わたしは自分では何もできない。ただ、父から聞くままに裁く。わたしの裁きは正しい。わたしは自分の意志ではなく、わたしをお遣わしになった方の御心を行おうとするからである。」

ヨハネ5章19-30節 聖書協会

主キリストの権威は、父なる神によって与えられた

主イエス・キリストは、天から地上に降って人と成られました。父なる神は、罪の呪縛から人間を救うために、人と成られたイエス・キリストに全権能を与えました。

旧い契約では、モーセが神の律法を語り、また数世紀にわたって預言者たちが神の御言葉を話したのです。旧い契約の預言者たちは、御言葉を話すだけで、それ以上のことはしませんでした。

しかし、主イエス・キリストは、父なる神とまったく同じ権能をもっているのです。主キリストは、道であり、真理であり、命です。キリストの永遠の真理を知る人は、暗闇に歩むことはなく、永遠の命を受けると約束されたのです。

主キリストは、父なる神を信頼する

主キリストは、父なる神と同じ権威を持っていましたが、同時に私たちと同じように人間となられたのです(へブル2章17節)。人間が神と本来持つべき信頼関係をもって、主キリストは父なる神を100%信じて生きたのです。

100%信じる信頼関係故に、主キリストは「父なしでは何もできない」と信仰告白したのです。この様な信仰は、預言者たちも持ち合わせていませんでした。主キリストだけが成し得たわざです。この意味で、主キリストは信仰の創始者であり完成者と呼ばれているのです(へブル11章1‐2節)。

参照記事 永遠なるイエス・キリストとYHWH

主キリストは、父なる神様の権威によってすべてを裁く

主キリストは、この地で生きている間、父なる神と同じ権威を持っていました。また人間を裁く権威も与えられていましたが、実際は人間を裁かずに人間を救うために遣わされました。この方は十字架にかけられ死んで、その死からよみがえられ、今、神の玉座の右にお座りになっています。

しかし、神の裁きの日はやってきます。その日その時、すべての人間はキリストの裁きの座の前に立つことになります(2コリント5章10節)。人間の隠れた行いが、すべて主キリストによって明らかにされるのです(ローマ2章16節)。

最後に主キリストは、すべての霊的な支配、すべての権威や勢力を滅ぼし、父なる神に御国を返します(1コリント15章24節)。このように父なる神と子なる主キリストの関係は、相互依存の関係です。父なる神は、子なるキリストにすべてを委ねました。子なるキリストは、父なる神を信頼して、その十字架と復活のミッションをまっとうしたのです。

いかがでしたか。父なる神と主キリストの関係を簡潔にですが、解説しました。ご質問などありましたら、コメント欄にお願いいたします。読者の皆様に神の豊かな祝福が宿りますように。

ヨハネの福音書からのメッセージ

キリストによって光が差し込むチームワークの大切を学ぶ人生を変える出会い新たに生まれる砂漠のような社会に生きる私たちにどこでも神様を礼拝できる

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