多くの方々が、無意識に劣等感を持っています。劣等感の原因を説明します。
自分の中に別の自分がいて、常にその別の自分が、「おまえはダメ人間だ。おまえはバカだ。何をやっても長続きしない。一度だって成功したためしがないじゃないか。おまえがトライしても、失敗するに決まっている。だからあきらめろよ」と言っている。こんな感情を何というのでしょうか。そうなんです。これこそが劣等感です。
劣等感の原因はいろいろ考えられます。ほとんどの場合、育った環境(特に親の育て方)に起因しています。しかし、親だけを責めているだけでは何の解決にはなりません。劣等感の原因は、その人の考え方や習慣に起因しています。主に、次の3つに分けられます。
1.0か100で物事を考えてしまう
劣等感を持つ人は無意識にですが、物事の成否を0%か100%で測ってしまう、白か黒だけで見てしまうーー1つの失敗ですべて失敗しているように思い込んでしまうのです。(完全、完璧主義者はこのように考えやすいです)。そのように考えるうちに、ついつい自分にネガティブなレッテルを貼っていくのです。否定的な独り言を繰り返し、繰り返している間に、それがその人にとっては真実になっていく・・・・。世界の重荷を一身に背負っているような・・・。最終的に無意識に劣等感が積みあがってきます。
自分が怖れていた失敗が現実となって見事に的中すると、劣等感の持ち主は自分の感性に妙に自信を持ちます。このように、このネガティブ思考は、力を増していきます。劣等感という負のスパイラルは、周り始めその人の生活を支配し始めます。
2.他人と比べて自分を評価する
他人と比べて自分を評価する仕組みは、この世の中の評価基準の一つです。勉強の成績で比較され、兄弟姉妹の間で親によって比較され、働くようになってまた仕事でも比較されます。他人との比較評価によって、人の能力や人格まで決められてしまいます。その仕組みに、わたしたちは慣れてきってしまっています。
他の人と比べて、良いことはありません。人より勝っていれば、優越感が芽生えます。人より劣っていれば、必然的に劣等感です。霊的にも非常に不健康です。
3.ネガティブな独り言
劣等感をもっとも増長させる習慣は、ネガティブな独り言です。つぶやきです。一人ブツブツです。心の中で、また実際に口に出して「私はダメだ。何をやってもダメだ。何をやっても成功した試しがない」と独り言をつぶやきます。これこそ、自己暗示と言えるでしょう。このような自己暗示によって、劣等感は増長され、負のスパイラルに入っていきます。
結論
劣等感は多くの場合、家庭環境に起因していますが、その劣等感を増幅させる習慣があります。思い当たる節はありますか。無意識にやってしまう習慣です。劣等感を克服するには意識的に悪い習慣を変えていく必要があります。自分の劣等感の原因がわかれば、解決策も自ずと明らかになります。劣等感解消のために5つのステップがあります。
完璧主義が自分には当てはまるかもしれないと思いました。0か100で考えがちです。あと他人と比べて確かに良いことはありませんね。自分にあるものに目を向けたいと思います。
物事を真面目に考える人、0か100で考える癖がある人は、「まっーいいか。これぐらいで。」となかなか言えないです。
これって癖なので無意識にやってる事が多いです。そこに気づいて、斬り込んでいくのが厄介です。