過去・現在・未来

聖書的視点:人はどんな事で時間を無駄にするのか

時間の使い方が下手な人の原因は何でしょうか。人はどんなふうに時間を無駄にするのでしょうか。過去・現在・未来を聖書的視点からみて、どのように時間を無駄にしているのかを解説します。これらの過ちに気づき改善することにより、今日を生きることにもつながります。

わたしは、既にそれを得たというわけではなく、既に完全な者となっているわけでもありません。何とかして捕らえようと努めているのです。自分がキリスト・イエスに捕らえられているからです。兄弟たち、わたし自身は既に捕らえたとは思っていません。なすべきことはただ一つ、後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与えになる賞を得るために、目標を目指してひたすら走ることです。

(ピリピ3・12‐14)

過去を後悔して時間を無駄にする

時間を無駄にする

私たち人間は、過去の失敗を憂いがちです。「もし・・・していたら・・」、「こんな道を選ばなかったら・・・」と考える人は意外に多いのです。過去の失敗を悔やみ続けると、過去に生き続けることになります。実際、歩いている時に後ろばかり向いていたらころんでしまうでしょう。変えられない過去を振り返り後悔して、何の得があるのでしょうか。大切な人生の時間を無駄にしています。

切り傷は、最初の消毒さえしておけば人間の免疫力によって自然治癒されます。過去の苦い経験も同様です。だけれども、過去を後悔してジクジクいじることは、古い切り傷を爪でひっかいているようなものです。治りかけていた傷口が広がり、逆に膿んでしまいます。このようなことは、自分を傷つけるだけです。

未来について思い煩って時間を無駄にする

過去ではなくて、未来について思い煩う人がいます。「地震がおきたら・・・どうしよう」などと常に将来の自分に不安を覚えて過ごします。人間誰しも多少なりとも将来に憂いを覚えますが、だからこそ「備えあれば憂いなし」の諺があるように準備するのではないでしょうか。実際、未来に何が起きるかは誰も知りません。それを思い煩うこと自体、時間とエネルギーの無駄です。

今日できることをやらないで時間を無駄にする

結局、今日出来ることを明日に先延ばして「明日やればいいや」と思ってしまいます。今日という日は、二度と来ない大切な日です。これも実は時間を浪費しているだけです。

ある人たちは、現実を見ずに楽観的に未来について良くなると考えます。「大学に行けば・・・変わるだろう」、「この会社を辞めれば・・・」、「結婚すれば・・・」などと考えます。でもこのような人は、将来の自分を夢描いているだけで、未来を変えるために今日できることをやりません。

ストレスためて娯楽に費やして時間を無駄に過ごす

変えられない過去を後悔して、未来について不安に思ったりすることは、余計なストレスを心に溜めていきます。また未来を楽観的に見て現実逃避している人も、現実逃避というストレスを背負い込んでいるのです。そのストレスを発散するために、娯楽に時間を費やします。ストレス発散のためにある程度の気分転換は必要ですが、度を過ぎると時間の浪費です。

「Time Is Money 時は金なり」と言われますが、時間はお金以上に貴重なものであることを言い表している名言です。今日の時間を有意義に過ごしていますか。明日へつなげる時間の使い方をしているでしょうか。

時間を有効に使って今日を生きる

上記でリストアップした時間を無駄にする悪い習慣をすべて消し去りましょう。自然と時間を有効に使えるようになります。

過去を後悔するのではなく、過去から学ぶ

すでに書いたように過去を後悔するのは、無駄な努力です。起きてしまったことは変えられません。過去の出来事は、高い授業料を払った授業とは考えられないでしょうか。一生引きずって生きていく終身刑ではないのです。たとえば、「若い青春時代に誰かに騙され利用されてしまった」ことを悔やんでいると想像してみましょう。この苦い経験から人生の知恵が学べます。

  • もうだまされないために、むやみに人を信頼するのはやめる。神の知恵をいただきます。
  • その騙した人を赦す気持ちを持てるようにする。神の愛によって人間性が養われます。神の恵みです。
  • 人の人格や動機を見極める知恵が与えられる。これも神の知恵です。

具体的な目標をたて計画を立てる

具体的に目標を作ってみましょう。最初は、短期(1カ月~3カ月)、中期(3カ月~1年)、長期(1年~3年)くらいの周期の目標を作ります。生活習慣の変革の目標から仕事のための技能まで、目標は人によって様々です。

しかし、その目標が、空にある雲のようであったらどうでしょうか。雲に向って進んではみたけれど、たどり着いたらそこには雲はなかったというような状況にならないでしょうか。雲は水蒸気の集まりです。地上から塊に見えるだけです。目標にするには危ういでしょう。目的・目標設定は大事ですが、何に向かって突き進むのかを問いかけるのも大切です。たとえば、具体的な目標として…

  • 生活習慣の目標 早寝早起きを実践する。朝食をとる。週一でジョギングをする。
  • 仕事の目標 ***資格をとる。
  • 自己啓発の目標 コミュニケーション能力を身につける。***啓発本を読む。

目標に基づいて優先順位をつくる

次にその目標に基づいて、具体的な優先順位を作ってみましょう。優先順位という概念を最初に一般化させたのは、主イエス様です。マタイ6章25節ー34節を参照。何が本当に大切なのか、序列をつけて行きます。

今日できることを一つ一つやっていく

計画を作り優先順位をつけたら、今日できることを一つ一つこなしていきます。「継続は力なり」と言われます。この地道な努力が、明日へとつながります。希望へとつながります。前を向いて歩いていきましょう。後ろを振り向いていては歩けません。過去から学び学んだあとは過去を捨てて、日々、今日という日を精一杯を生きて未来へとつなげていきましょう。このように日々過ごせば、時間を無駄にするようなことはありません。

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