神の愛が心に響く詩集を紹介します。大みかキリスト教会のメンバーであったS.H.さんの詩集です。非常に美しい言葉でつづられています。感動しました。私自身もこの方にお会いしたことがあります。もうすでに他界してしまいました。
(無断転載はご遠慮ください。他界された作者のためにお願いします。)
- 別のクリスチャン詩集 ハイネ・タカムラ詩集
1992年の作者紹介 生きる喜び この著者紹介は、 1992年10月に著者が書いたものです。神様の愛がいっぱいの詩集です。神様の愛を感じてみてください。
第1章 サイレンス
ふ ろ
頭からお湯をかぶった
あぁ~気持ちいいなぁ
体のアカといっしょに
こころのアカまで流されて
なんてフレッシュな気分なんだろう
地球に水を与えてくれた
お方に感謝します
ヒステリックな”もち”
もちを焼いた
ふっくら
ふっくら
焼けてきた
プクッ
アッ! はれつした
もちがおこったぞ
「よくもここまでやいたな
コノヤロー
おいしく食わねぇと
のどにつまらすぞ!」
あったかい太陽
あなたは
まぶしくて
あったかいなぁ
心もあたたまるよ
あなたを見ていると
天に住んでおられる
心やさしいお方を
見ているようだ
ウール
家でする番をしていた
とてもさびしかった
ファミコンをやっていても
さびしさがつのる
そんな時に
あたたかい羊の毛に
つつまれたいなぁ
スノー・マン
雪だるまを
作っている
子供たちよ
僕を
まっしろな
雪だるまにしておくれ
なぜって?
素朴に
生きたいからさ
まっしろな雪
天から
雪がふってきて
茶色い土が
白にねり変えられていく
雪よ
僕の茶色い心を
きれいにしてください
ビューティフル・ライフ
雪がふってきた
アッ! とけてしまった
白くかがやいた雪は
あっというまに
消えてしまった
短い人生だったけど
この雪のように
かがやいた人生を
送りたい
まっしろな雪(パートII)
天使よ
僕に
ふりつもるくらい
たくさんの
めぐみを
ください
やきいもや
どこからともなく
音がきこえてくる
「ピー……」
アァ! やきいもやだ
さむい日にこの音をきくと
心があったまるなぁ
「ピーイッ」
音がやんだ
だれかがいもを買いにきたな
「そこの大きいのをください
ありがとうございます」
そんな声が聞こえると
のどかでいいなぁ
ミスマッチ
トイレに入った
そこには斎藤慶子さんのカレンダーが
飾ってあった
それを見たら
用をたしている
自分が
はずかしくなってしまった
その時
「わたしの前でしないで」
と
聞こえたような
ドラえもんがいたら
ドラえもーん!
ぼくの体を小さくしてー
わかったよー
しょうがないなぁ
「ガリバー・トンネル」
このトンネルをくぐると
小さくなれるからね
よぉーし くぐるぞ
うぉー 小さくなった
ドラえもんが大きく見える
これから外へ行ってみよう
ゲッ!
犬がこっちにくるぞ
「ワン」
おっかねぇ逃げろ
アッ 車がきた
おっと あぶねぇ
ひかれそうになった
小さくなると
危険がいっぱいだなあ
小さな生き物たちは
こんな生活をしているのか
僕は小さな生き物を
そまつにしていた
これからは
大事にしていこう
ビーバー
ビーバーは
川の水面に木をたおし
そのまわりに枝を置いて
どろでかためて
ダムを作る
このダムは
嵐がきても
洪水を防いで
下流に住む人間を
助けてくれる
こんなビーバーを
創造された お方は
きっと 心が広くて
奥が深いのだろう
あったかいベッド
ねむれないなぁ
ひつじが一匹
ひつじが二匹
ひつじが三匹
ひつじが四匹……
心のなかに
たくさんのひつじを入れ
安らかな気持ちになり
眠くなってきた
まるで
ウールのベッドで
眠っているようだ
木枯らし
木枯らしが
ビュービュー
ふいている
強い風の中から
神様の声がきこえる
あなたがたを
愛そうとしているのに
なぜ
私を愛さないのですか
神様が泣いているような
気がして……
あなたのもとへ
かえろう
小鳥
家のへいに
小鳥が一羽
飛んできた
かわいそうに
血を流して
苦しそうに
とまっていた
そばにいって
なおしてあげたかった
でも
歩けないから
できなかった
神様
僕は なおして
あげられなかったので
小鳥のきずを
どうぞ
なおしてください
モーニング・コール
朝起きて
鳥のさえずりが
聞こえてきた
「ピーヒャラ
ピーヒャラ
おはよう!
おはよう!
今日も
がんばれよ」
鳥の元気な
さえずりを聞いて
パワーを全開
勇気百倍
今日も
がんばるぞ!
スイート・メモリー
ボタンのように
やさしかった
あなたは
せつない気持ちに
させたから
目に涙がたまって
すみれにように見える
でも
世界に
たったひとりしかいない
あなたに出会えて
とても幸せでした 何かを言っているような感じで
僕の体に入っていった
きっと神さまは
十字架を背負って
生きてほしいと
望んでいるのだろう
そんな心やさしい
神さまのために
生きていこう
努力していきたい。