コンテンツへスキップ 投稿日:2023年3月15日/更新日:2023年5月12日

ローマ5章12節。人間が負う4つの重荷

狂った世の中で希望はあるのか

ローマ5章12節から人間が負う4つの重荷をご一緒に考えてみましょう。

この世の中、狂ってると感じたことはないでしょうか。ウクライナ戦争は言うに及ばず、最近は、強盗、殺人がいつもどこかで起きています。日本全国でいえば、多くの凶悪犯罪がどこかで起きています。多くの人々が、詐欺でだまされています。年金暮らしをしている多くのお年寄りが、騙されているのです。こんな世の中に誰がしたのでしょうか。いったい、いつから狂い始めたのでしょうか。狂った世の中の源泉、大元はどこにあるのでしょうか。

いったい、いつから狂い始めたのか

人類の歴史は良い時もあれば、狂ったように悪くなる時があります。しかし、この狂った世の中は、今に始まった事ではなく、人類の歴史が始まってからずっと続いています。神様が天地万物を創造され、神様に似せて人間アダムとエバを造りました。私たち人間の先祖です。この後、事件が起こります。アダムが神様の御心に反して罪を犯してしまうのです。ローマ5章12節を読んでみましょう。

このようなわけで、一人の人によって罪が世に入り、罪によって死が入り込んだように、死はすべての人に及んだのです。すべての人が罪を犯したからです。

ローマ5章12節 聖書協会

アダムの罪を通して、罪が全人類に広がったとこの聖句を教えています。罪が、私たちの心に入っているのです。

アダムと同じように、私たちも罪を犯してしまうと、この聖句は教えています。今日は、この聖句の意味について考えてみます。アダムの罪と私たちの罪の関係について、いっしょに考えてみましょう。

アダムの罪

では最初にアダムがどのように罪を犯したのかを、創世記3章を読んでみましょう。アダムの罪の結果、4つの重荷が人間に課せられます。

  1. 女性の産みの苦しみ 全人類の女性の産みの苦しみです。
  2. 自然が牙をむくようになる
  3. 病気と死を経験するようになる
  4. 罪の種が人間の心に入った

この礼拝メッセージでは、2,3,4にに焦点を当てます。

自然が牙をむくようになる

アダムの罪以来、人間は汗水流して、働くようになりました。エデンの園では、常に食べ物が用意されていました。しかし、私たち人間は、そのエデンの園を離れたのです。食べ物を得るために、私たちは働くように、神様に定められました。

自分の手で働くのが、人間の使命となりました。働くことは、人間にとって、重荷でもありますが、神様の恵みでもあります。

自然は人間に対して、常に恵みを与えてくれるわけではありません。寒すぎる時もあれば、熱すぎる時もあります。時に、自然が人間に牙をむいて襲ってきます。

2023年も、多くの自然災害が起きます。台風や地震や洪水といった自然災害が、私たち人間を苦しめます。これは実は、悪魔のイタズラです。神様が、悪魔が働くのを赦しているのです。

死と病気を経験する

永遠の命の木から食べないようにと、アダムとエバはエデンの園を追い出されました。私たちも同じです。その結果、すべての人間が死を経験するのです。

古代から、人間は不老長寿の薬を求めました。なぜでしょうか。その理由は、死を恐れているからです。人は徐々に衰えていきます。10年前の自分の写真を見てみましょう。どれ程、変わっているでしょうか。若くはなっていないはずです!!!!

そればかりではありません。人間は死だけでなく、死に至るまでのいろいろな病を経験するようになります。医学が進んで人間は長生きするようになりました。しかし、医学がどれ程進んでも、肉体的に永遠には生きられません。死に至る病にはかないません。

ルカ13章16節で、主イエス様は、病気で長い間苦しんでいた女性を見て、「この女は18年もの間、サタンに縛られていたのだ」と言っています。このように、私たちが経験する病気も悪魔のイタズラなのです。

罪の種が人間の心に入る

アダムと同じように悪魔にだまされてしまう私たちの心に、罪の種が植えられました。誰もが、持っている罪の種です。この種が成長していき、幼い子供までも罪を犯してしまいます。

アダムは、罪を犯し、自分の罪を認めず言い訳をしました。私たちも、私たちも、悪魔に騙され、同じような過ちを繰り返します。自分の過ちを認めず、言い訳をします。悪魔は常に私たちを誘惑しています。私たちに言っています。「これはお前の人生。好き勝手に生きろ」と。

悪魔は、私たちが神様を信じないようにしむけています。お互いに人間不信になるように、導こうとしています。

私たちに希望はあるのでしょうか

この混迷している世の中で生きている私たちに、希望はあるのでしょうか。アダムは、エデンの園から追い出されて、永遠に生きないようにされました。その罪の結果、私たちはいろいろな重荷を背負って生きています。

主イエス様は、この人間の罪と死の重荷をひっくり返して、180度変えたのです。私たちは、主イエス様によって、まったく新しい人生を歩むことができると教えられています。永遠の命とは、どんなものでしょうか。まだわかりません。しかし、主イエス様を信じて信頼の関係にあれば、少しだけ味わうことができるのです。

永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、あなたのお遣わしになったイエス・キリストを知ることです。

ヨハネ17章3節

私たちは、永遠がどんなものか知りません。だから、永遠の命がどんなものかも知らないのです。しかし、天にいらっしゃる永遠なる唯一の神様を信じ、主イエス様を知ることによって、少しだけ永遠の命の祝福を経験しているのです。これは、おそらく言葉では説明できません。

結論 新しい天と地を待ち望み

私たちが、新しい天と地に招かれた時にすべてが明かされます。最後に、黙示録21章1‐4節を読んでみましょう。

どんなにこの世が暗くなっても、狂っても、私たちは主イエス・キリストに希望をもっています。すべての悪が裁かれる時が来るからです。苦しみも悲しみもない、病気も死もない新しい天と地を待ち望み、主イエス様に目を向け、日々過ごしましょう。

キリストの権威キリストの教え

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

モバイルバージョンを終了