人生に役立つ言葉
今日は、まだ聖書をあまり読んでおられない皆様に、聖書に親しみを持って頂きたく、旧約聖書から、私たちの人生に役立つ言葉をご紹介させて頂きたいと思います。
おそらく、聖書って、難しいんじゃないかなとか、特に旧約聖書って難解なんじゃないかなと思っておられませんか？でも、今から何千年も前の人たちが、聖書の基となる巻物を書いて、そして、みんなで読んだり、朗読を聞いたりしていた本なので、誰が読んでも、中学生が読んでも判る言葉で書いてあるんですね。小学生でも、少し助けてあげれば、読めます。
聖書は2つに分かれている
聖書は旧約聖書と新約聖書に分かれています。
簡単に言えば、旧約聖書はイエスキリストの前、新約聖書はイエスキリストが生まれる時以降、と分けられます。旧約聖書と新約聖書の教えに大きな違いがあるわけではなく、新約聖書はイエスキリストによる一歩進んだ判りやすい教えが書かれていると、ざっくりイメージして頂ければいいと思います。
その旧約聖書の中に、箴言（しんげん）という書物があります。箴言とは、格言とか、教訓とか言う意味で、丁度、日本の観光地で手拭や湯呑みに、「親爺の小言」がいっぱい書いてあるお土産が売っていたりしますが、それに似ていて、当時のユダヤの賢者がいろいろな教えを書き遺したものです。
心を尽くして主に信頼し、自分の分別には頼らず常に主を覚えてあなたの道を歩け。そうすれば主はあなたの道筋をまっすぐにしてくださる。自分自身を知恵ある者と見るな。主を畏れ、悪を避けよ。
箴言3章5節－7節
これは有名な言葉のひとつで、毛筆で書いて教会に飾ってあったりします。
私たちは、毎日、悩んでいますね。今日の夕ご飯は何にしようかとか、小さなことも含めて、色々悩みます。そして、長い人生の中では、大きな悩みがあります。どこの学校を受験しようかとか、どの会社に就職しようかとか、更には、どの人と結婚しようかとか、大きく悩みます。
そして、時には、勤務先の会社や上司とうまく行かなかったり、結婚した相手と喧嘩したり、子供が言う事をきかなかったり、本当に様々な問題が発生して、何の悩みもない人はいません。そういった、悩み多い人生の中で、もし、私たちに「芯」となるものがあれば、悩んだ時に、考えがふらふらしないでいられるのではないでしょうか。
マーティン・ルーサー・キング牧師の言葉
皆さんは、アメリカの公民権運動のマーティン・ルーサー・キング牧師をご存知ですか？黒人の差別問題と非暴力で闘い、39歳で凶弾に倒れた方で、1963年にリンカーン記念館で人種差別撤廃を呼びかけた演説が有名です。
「私には夢がある。それは、いつの日か、私の４人の幼い子どもたちが、肌の色によってではなく、人格そのものによって評価される国に住むという夢である。」
キング牧師は、差別撤廃を夢に、自分の身に危険が迫っても、まったくぶれない人生を歩みました。私たちは、キング牧師のように、大きな仕事はできないかもしれませんが、私たちの人生に「芯」があれば、それはぶれることのない、満たされた人生になると思います。先ほどの箴言の言葉、もそれを言っています。
旧約聖書と新約聖書には、たくさんの美しく、大切な言葉が書かれています。私たちが、それを知って、それを心の「芯」とすると、キング牧師のように、まっすぐに正しい道を歩む人生を送ることができるのではないか、少し迷っても、大きく道をそれることがないのではないかと思います。
私たちは、自分の不十分な智恵だけに頼りすぎず、神様の智恵で助けてもらえば、私たちの人生の道は、まっすぐに備えてもらえます。キング牧師も、聖書の助けを得て、数々の名言と働きをしています。
聖書にはたくさんの神様の智恵の言葉が書いていあります。是非、これを機会に、ご一緒に聖書を読んでみませんか？教会は皆さんをお待ちしています。キング牧師も、「疑わずに最初の一段を登りなさい。階段のすべてが見えなくてもいい。とにかく最初の一歩を踏み出すのです。」と言っています。
是非、ご一緒に、美しい聖書の言葉を学んでみませんか？