旧約聖書における聖霊の働き

旧約聖書における聖霊の働きを解説します。目に見えない神様は、目に見えない働きをしています。聖霊なる神様の働きもその一つです。ですから自分の体験談や想像によって、聖霊の働きを議論しやすいのもうなずけます。このシリーズの目的は、神のことばである聖書が、聖霊の働きについて何と言っているかをひも解くことです。

神様の創造における聖霊の働き

旧約聖書における聖霊の働き

旧約聖書が書かれているヘブル語では、ruachは霊と訳されていますが、他の箇所では風、息とも訳されています。創世記1章2節詩篇33篇6節を読むと、天地万物は神様のみことばと聖霊によって創造されたことがわかります。

三位一体の神様(父なる神、子なる神、聖霊なる神)が、天地万物の創造に関わったことは言うまでもありません。父、子、聖霊が、それぞれ具体的にどのような働きをしたのでしょうか。聖書全体から次のような経緯を読みとれます。

【1】父なる神様は、みことば(子なる神)と聖霊によってすべてを創造されました(創世記1章1‐2節、ヨハネ1章1節-3節、コロサイ1章16節)。【2】聖霊なる神様は、動物に命の息吹を与えました(創世記1章30節)。また神様に似せられて創られた人にも、息吹の命を与えました(創世記2章6節ー7節)。【3】動物も人も、同じ霊が与えられています(コヘレト3章19節)。

以上が神様の創造における聖霊の働きです。この働きは、すべての被造物に対する聖霊なる神の恵みです。動物も人も命の息吹が与えられたのです。神様の愛が注がれたのです。

ある特定の人たちに与えられた聖霊

旧い契約においては、聖霊はある特定の人物、神によって遣わされた人たちだけに与えられていました。

一方、新しい契約ではすべてのクリスチャンに聖霊が、神様の証印として与えられています。新しい記事で、新しい契約における聖霊の働きについて詳しく解説します。

もう一つ重要な点があります。聖霊なる神様は、三位一体の神様です。(イザヤ63章8-10節)によれば、イスラエルの民の不従順のために神様の霊は悲しまれたと書かれています。神様の霊は、人間の罪のために悲しみます。この事からわかるように、神の霊は父なる神、子なる神と同じように、神格(創造主、愛なる神)を持った方であることが理解できます。

聖書と聖霊の働き

神のことばである聖書は、聖霊に導かれた人々によって書かれました(2ペテロ1章21節2テモテ3章16―17節)。この意味では、聖書の著者は聖霊なる神ご自身であるとも言えます。

しかし、神はその著者たちをロボットのようにして書かせたのではありません。地球を舞台に例えれば、三位一体の神は舞台監督であり、演出家と脚本家でもあります。神の監督下のもと、聖書の著者たちは全人類に通じる真理を書いたのです。

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