16 「どうすりゃいいのさ」 2000年4月1日
教えてください 神様
この体 どこへ置いたらいいのですか
ただ邪魔物として置かれるなんて
こんな惨めで悲しいことはありません
人間のこういう気持ちを
神であるあなたは知らないはずはないのです
試練があるばあるほど 神の恵みが大きいと
クリスチャンの間で聞くけれど
まだまだ神の真髄を知らない僕には
感謝なんか出来ません
17 「無題」 2000年4月4日
あどけない日の心の夢をこめて結んだこの手箱
あけりゃ千代紙一重に帯を
しゃんと結んだ紙人形
泣いて泣かせた妹は死んで今じゃ母さえ亡き者を
喧嘩してまで私のものと
決めた人形がうらめしや
幼き日に 母に教わりしこの歌を
子供心に悲しげの歌
そしてなにか
恐ろしさが漂ってもいるかのような
恐怖感で聞いたものでした
今でもこの歌を思い出すと
あの日の恐怖が まざまざと
この体に蘇るのでございます
今は昔のことでした
18 「日がな一日」 2000年4月2日
日がな一日やることもなく
過ごしていることは
あっあっあっあっあっう
なんて退屈で寂しいことなんだ
のんきでいいだろうなどと
言う人もいるが
どっこいそりゃ違うよ
なにしろ仕事をしたくても出来ないのだから
19 「無い物ねだり」 2000年4月2日
このごろ何をやっても
何を聞いても楽しくないんだ
そりゃあ昔からパフォーマンスの出来ない俺だけど
近ごろめっきり 興ざめ
何がこうさせているのか 漠然と見当つくけど
はっきりしたことは自分にさえ分からない
まして他人なんかにゃ なおさらに
それゆえよけいと この深き悩みを
推し量って欲しい
20 「青春とはなんだ」 2000年4月4日
青春とは何だ
流れる雲に聞いてみた
雲は答えていったっけ
それは気の持ちよう
考え方一つだよ
面白おかしく過ごすのが青春なら
ベッドでいるのもまた青春
丈夫でいることばかり 青春なんて
誰が決めた
ようするに若いことが青春さ
俺はそう思う