コンテンツへスキップ 投稿日:2024年1月3日/更新日:2026年2月17日
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ヨハネ14章19節-神の啓示の性質

神様の裁き

「神の啓示は、引き出しから少しずつ出されるように示される」ことをご存知ですか。バケツをひっくり返すように、すべてを明らかにするのでありません。神様は徐々に御心を示されます。使徒たちへの啓示を例に解説します。ヨハネ14章19-20節

使徒たちのミッション

主イエス・キリストは、使徒たちはを選びました。そして、特別なミッションと権威を与えたのです。主イエス様と過ごした3年間、彼らはたとえ話の意味も直接、主イエス様から聞くことができたのです。寝食を共にして、主イエス様の証人として立てられました。ヨハネ15章26-27節を読んでみましょう。

証人としてたてられても、彼らの神の御心に関する知識は限られていました。彼らはミッションが与えられましたが、その全体像はまったく見えていなかったのです。彼らが考えていたものは、イスラエル及びユダというとても限定的なものと考えていたのです。ましてや、キリストの福音が世界に宣べ伝えるべきものという考えは、使徒たちの心と信仰には微塵もなかったでしょう。

主イエス様は、父なる神様とご自分は一体であると何度も解き明かしますが、使徒たちの心にはまだストンと落ちてはいません。主イエス様は「かの日には…あなたがたは…分かる」ようになると預言します。かの日とは、主イエス様が死から復活し天に昇られた後を指しています。

神の啓示

主の復活後、使徒たちの知識

主イエス様が昇天され後、主イエス様の命令通りに弟子たちは、約束の聖霊を待っていました。主の預言通りに彼らに聖霊が降ったのです。聖霊の働きによって、使徒たちは主イエス様の教えの真理を理解することができました。

主イエス様が教えたすべての真理と福音の意味を、弟子たちは理解し福音メッセージを伝えたのです。死から復活した主イエス様は次のように弟子たちに言います。使徒1章8節を読んでみましょう。

この言葉を聞いた時でさえ、しかし、ここでもまだ弟子たちが知っている神様の御心は、異邦人宣教の観点では限定的だったのです。地の果てまで行くと聞いた時に、彼はおそらく地の果てにいるイスラエル人に伝道すると考えていたでしょう。ゆえに、彼らは「主よ、イスラエルのために国を建て直してくださるのは、この時ですか」と余計な質問までしてしまいます。

神の啓示は引き出しのように少しずつ

使徒たちに与えられた啓示は小出し

「異邦人宣教」は、いつ啓示されたのでしょうか。使徒ペテロに、最初にその啓示が訪れます(使徒10章)。それでもペテロは、異邦人に関係をもつなど論外だと考え、半信半疑に聖霊の導きに従いました。

ペテロは、何もわからず聖霊の導くままに、ローマ帝国の百人隊長であるコルネリオという異邦人に会いに行きます。ここでもペテロは半信半疑でした。彼らが会話をしていたその時、コルネリオとその家族に聖霊が降り、彼らは異言を話し始めたのです。ここでやっとペテロは、異邦人宣教が神様の御心であることを知ったのです。

一方、使徒パウロの場合は、使徒の誰とも交わらなかった3年の間に、異邦人宣教について主イエス様から啓示を受けたのでしょう。パウロは、ユダヤ人たちにもちろん宣教しましたが、その中心は異邦人宣教だったのです。自分を異邦人の使徒としてたてられているという自覚も徐々に与えられたと思われます。

各キリスト者に啓示は少しずつ与えられる

この様に神様の啓示は、小出しに示されます。今日においても、各クリスチャンに啓示は少しずつ与えられています。ピリピ3章15-16節を読んでみましょう。

神の啓示

各キリスト者は、それぞれ立ち位置、置かれている場所が違います。霊的な環境も違います。それぞれの立場において、クリスチャンは各自必要な啓示が与えられます。少しずつ示されます。だから霊的に目を覚ましておく必要があるのです。聖霊なる神様は、いつでも私たちの側にいて、私たちを導いて下さっています。霊的な目を開き、霊的な耳を研ぎ澄ましてみましょう。私たちは、聖霊の導きによって成長していくのですから。

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