宗教2世という言葉が、一般的に知られるようになりました。宗教2世の問題は何でしょうか。親がカルト宗教の信者で、子供も強制的に信者にさせられたという実態があります。ではカルトとはいったい何でしょうか。カルトから身を守る方法を考えます。
カルトとは、(宗教とは限りませんが)グループ意識を利用して、人をその団体の教理や規則で縛り付ける団体です。ここでは、特にカルト宗教の特徴を最初に列挙します。
カルトの基本的特徴
1.マインド・コントロール
マインド・コントロールをしようとします。これはいくつかのテクニックを使って行われます。団体生活(何日間の*****セミナーなど)を通して、団体としての意思統一についていけないものは除け者にされます。教団のために奉仕できない人は、同様に救いにあずかる資格がないかように扱われてしまいます。このような内部でのいじめにも似ている扱いを受けるのです。誰もいじめの対象になりたくありませんので、人は自分自身の考えを変えざる得なくなります。
非常に極端な場合、会員たちは強制的な断食を通して極限状態におかれます。その結果、人はその苦しみから逃れたいが為に、リーダーの意思に従います。やがて団体の基準が自分自身の基準になり、他の後輩会員に押し付けるようになります。
2.私生活の検査
人の私生活の細かいところまで検査します。「朝、何時に起きて何をしたか。聖書を読んだか。」などの質問をしてきます。「どのような人とお付き合いするか」などの指導も受けます。その教えに従わない場合は、イエスの弟子としての自覚がないなどと注意を受けます。
「イエスの弟子として」、「天国に確実に行くために」などの名目で強制的な働きを求められます。たとえば、一軒、一軒、家を訪ね教会案内のチラシを配ったり、今月中に2人以上教会に友人を連れてこなければならない、と言われたりします。もし出来ない場合は、「信仰が弱い。普段の祈りが足りない。」などと先輩会員から叱られます。

3.情報の統制、管理
グループにとって不利な情報、またはメンバーの心を迷わせるような情報は、メンバーに「読ませない、見せない、聞かせない」といった情報の統制、管理が完全に行われます。
たとえ他のグループがキリスト教であっても、他のグループは100%NGという考え方が植え付けられ、自然と他の教派や宗教団体に興味を示さなくなります。「私たちは絶対正しい。他はすべて間違ている」という考え方が、堂々とまかり通ってしまうのです。このような絶対的な教団の教理に反対しないように、お互いを暗黙にチェックする機能が働くようになります。この時点で、メンバーは外との情報が遮断されてしまうのです。
4.絶対的なリーダー
絶対的なリーダーがいます。団体の絶対的なリーダーの教えは、神の声でありすべてのものが従うようにされます。これに選択の余地はありません。キリスト教の中にも、絶対的リーダーがいる教会があります。そのリーダーが提案することは、何でも通ってしまうような教会です。そのような教会はカルトと認定されても良いかもしれません。
しかし、カルトのリーダーは信者を規則、規定で縛り付けます。そこに天と地ほどの大きな違いがあります。そのリーダーの下に何人かの側近がいる場合があります。そして、それは末広がりになりピラミッドのような上下関係を持った団体もあります。

5.脅しのテクニック
カルトの特徴の中でも、脅しのテクニックは極めて悪質なものだと管理人は思います。一度、カルトに入るとなかなか脱会出来ない理由が、教団内での脅しにあるのです。ある信者が脱会のことで相談したら、幹部の人からどのような言葉が返ってくるのでしょうか。次のようなまるでヤクザの様な言葉が返ってくるのです。
「ここを離れたら、絶対あなたは地獄に行く。それでもいいのですか。」などと言ってきます。一度は脱会を決めたとしても、多くの方々はこの時点で脱会を諦めます。
脅しは、教団内のすべてのケースで用いられます。「何々しなければ、、、これをやめないと、、、、、神の裁きを受けますよ!恥ずかしくありませんか」などの表現を毎週のごとく聞くようになります。そのような言葉を聞いて怖がっていた人も、知らず知らずに他の新しい会員たちに使うようになります。本当に恐ろしい悪の循環です。
6.選ばれた民
カルト教団では、メンバー選ばれた民 と呼ばれ、そのカルト教団に属していることへのプライド、誇り、忠誠心を心に植え付けられます。そのカルト教団以外のグループは、すべて神様によって裁かれ、選ばれた民だけが救われていると教えます。人間の虚栄心を巧みに利用し、人々の心を操るのです。
聖書に書かれている「選ばれた民」の概念を巧みに操り、聖書のみことばの真意を捻じ曲げて教団全体に一人一人に植え付けていきます。「選ばれた民」の教理がひとたび教団の教理となれば、教団メンバーは右に倣えとばかり、すべての人たちがこの教理が従うようになります。これこそが、マインドコントロールの最先端の洗脳テクニックです。
カルトの事例
カルトと言えば、オウム真理教がいの一番に挙げられるでしょう。高学歴の人たちでさえ、麻原彰晃のカルト的カリスマに騙されてしまったのです。人々は完全に洗脳され、マインドコントロールされてしまいました。その結果、彼らは集団殺人という、おぞましいことを、何のためらいもなく犯したのです。
彼ら自身の人生は、一瞬にして奈落の底に落ちました。さらに、この犯罪の被害者の家族は、今現在も痛みを覚えて生きているのです。
サインと警告
ではどのようにカルト宗教から身を守ることができるのでしょうか。ここでは2つの視点を見てみましょう。
1.宗教的リーダーを過信しない
人間に完璧な人などいません。誰もが間違いを犯し、思い込みがあります。どんなに有名な牧師であっても、罪を犯すのです。そのような人間を過信してしまうことから、カルトは始まるのです。
カルト宗教集団は、ひつこい勧誘をして、入信したら人を縛り付けます。これは例外もなく罪深い行いです。しかし、リーダーを過信してしまう側にも、責任はあります。カルト集団と一般的に認識されていないキリスト教団体であっても、絶対的リーダーが権力を持っている場合もあります。これは、カルトの一歩手前です。気を付ける必要があります。
2.束縛されていると感じたら、すぐ離れる
グループ意識を使うのは、カルトの常道手段です。このグループ意識を煽り、もし自分は束縛されているかも?と感じたら、すぐに離れましょう。距離を置きましょう。
客観的に見る時間が必要です。深入りは禁物です。相手の善意を受け入れる気持ち、相手を思いやる気持ちは、人間関係でもちろん大切ですが、カルト団体かも?と感じたらすぐに逃げるのが肝心要です。
当サイトでは、キリスト教に限ってですが、カルト的集団に振り回されてしまった方々のための支援を行っています。ライン、ズーム等でオンラインで、お気持ちを聴きながらより良い方向へと導いていきます。ご希望の方は、連絡をください。メルアド info-at-yokota-church.info 携帯 070-8521-5903
