コンテンツへスキップ 投稿日:2024年5月2日/更新日:2024年5月2日

わたしのもとに来なさい

漢字の「休()」は、“にんべん(イ)”に「木」と書く。「人」が「木」に寄り添い、木陰でゆっくりするというイメージではなかろうか? ちなみに、“にんべん(イ)”にキリストの「キ」と書けば、「イキ」となる。私たち人間は、キリストのもとに行く時、真の意味で“イキイキ”できるのだ!

「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」

マタイ11章28節 聖書協会

 大型連休、いわゆる“ゴールデン・ウィーク”はいかがでしたでしょうか?

ゆっくりと身体を休めることはできたでしょうか?もしかしたら、この時期、レジャーや旅行などで外出し、どこに行っても混雑・混雑で、かえって疲れてしまったという方も案外、少なくないかもしれません。そういう意味では、連休後に本当の休みが欲しいくらいですよね。

 漢字の「休」むという字は、“にんべん(イ)”に「木」と書きます。おそらく「人」が「木」に寄り添い、木陰でゆっくりするというイメージなのではないでしょうか?このイメージ通りならば、敢えて人々の雑踏の中へ入って行くよりも、人里離れた森林の中で、森林浴というのもいいのかもしれません。

 ところで、冒頭にお読みしました聖書の言葉で、イエス・キリストは「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」と言っています。この場合の“休む”とは、必ずしも肉体的・身体的に“休む”ということではなく、むしろ、もっと深いところ、すなわち、心の疲れ、霊的・精神的な疲れが癒されて、本当の休息をいただけるということではないでしょうか?

 昨今、SDGsとの絡みで、(再)注目されている“ウェル・ビーイング(well-being)”ですが、この言葉が最初に公になったのは1946年のWHO(世界保健機構)の設立時まで遡ります。WHO憲章では、真の健康を「単に疾病がない状態ということではなく、肉体的精神的、そして社会的に、完全に満たされた状態にある」と説明し、その中で“ウェル・ビーイング(well-being)”という表現を使っています。私たち人間は、そんな“ウェル・ビーイング(well-being)”であることが期待されているのです。

野口良哉伝道者の「生きるメッセージ」

 イエス・キリストは、私たち一人一人の究極の“ウェル・ビーイング(well-being)”のために、あなたを、私を招いておられるのです。ちなみに、“にんべん(イ)”に「木」と書いて「休」むとなりますが、“にんべん(イ)”にキリストの「キ」と書けば、読みようによっては「イキ」となりますね。私たちは、主イエス・キリストの懐、みそばでこそ、本当の意味で霊的にホッとひと「イキ」つけるのであり、人として「イキ」「イキ」させていただくことができるのではないでしょうか?

 何かをすることばかりしないで、時に、一旦立ち止まって、キリストのもとへ参りましょう。私たち人間は、Human-doingではなく、Human-beingなのですから。私たちの存在(being)を全面的に受け止めて下さる主イエス・キリストはあなたに言っています、「わたしのもとに来なさい」と!

読んで下さった貴方に、主の豊かな平安がありますように! シャローム

御茶の水キリストの教会

野口 良哉伝道者の略歴

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