聖書は、主イエス・キリストが再臨し、この世のすべてが裁かれる最後の審判が来ると預言しています。神の裁きは近いがまだ来ない理由は、次の3つです。1.人間の悔い改めを待っている、2.悪魔であるサタンの悪が、まだ頂点に達していない、3.すべての時が満ちていない。
1.神の裁きがまだ来ない理由:人間の悔い改めを待っている
創造主なる神は、誰も滅びることを望んでいません。むしろ神は、すべての人と交わりを持つことを望んでおられます。しかし人間の方が、神の招きを拒否しています。それでも神は、忍耐をもって人間が悔い改めるのを待っているのです。キリストが再臨するという神の裁きがまだ来ない理由は、何でしょうか。一人でも多くの人たちが神の愛に気づき、悔い改め救われるように、神は裁きの時期を遅らせているのです。神の救いにあずかるのに、遅すぎることはありません。しかし、神の裁きが下された時には、もう手遅れです。ひとたび、主イエス様が再臨された時には、もう待ったなしの神の裁きが下されます。
2.悪魔であるサタンの悪が、まだ頂点に達していない
この世界は、悪魔であるサタンの支配下にあります。神は、サタンが人間に働きかけ、人間をだまし欺こうとしているのを容認しています。
この世は、悪魔によって悪がはびこるようになります。人々の愛は冷えます。お互いに騙し合うような世の中になっていきます。しかし、まだ悪魔の働きは、頂点には達してはいません。偽預言者や自称救い主が次から次へと、悪の世に現れ、その偽預言者たちは我らが神の遣いであるという時が来るでしょう。しかし、その日、その時は誰も知りません。主キリストでさえご存知ないのです。父なる神だけがご存知です。
- 外部リンク パックス・ロマーナ、ローマの平和の時代
3.すべての時が満ちていない
2001年同時多発テロから2011年の東日本大震災へ、そして2019年からコロナ禍で怒涛の20年間を私たちは経験してきました。1年前には、アメリカ中西部で30以上の大竜巻が発生して、多くの街々を破壊しました。アメリカのテキサス州やニューメキシコ州では、終わりのない山火事との戦いが続いています。
2022年2月から、ロシアがウクライナを侵攻し始めました。これからも多くの紛争が起きるでしょう。また自然災害が発生するでしょう。これらのことは、神の最後の裁きが来る前にすべて起きなければなりません。そして、終わりがきます。
この世界は、刻一刻、この世の終わりである終末に近いづいているのは間違いありません。明日、来週、来年かもしれません。キリストの再臨と神の裁きの時期を予想する人がいますが、愚かな行為です。キリスト自身が、父なる神以外は誰も知らないと言っているからです(マタイ24章36節)。そんな予想に右往左往しているよりも、私たちは、主の再臨を待ち望みつつ、神の御心に適った生活を送れるように精進すべきです。日々の祈りを主イエス様の名によってささげましょう。
いかがでしたか。主の再臨、主の裁きが来ない3つの理由を説明しました。主キリストを信じましょう。ご質問、ご感想などありましたら、コメント欄にお願いします。