コンテンツへスキップ 投稿日:2023年3月27日/更新日:2023年5月8日

ヨハネ8章31-36節。真理は自由にする

主イエス様は「真理はあなたたちを自由にする」と言っています。この言葉は誤解されて引用されている場合があります。真理とは何でしょうか。また自由になる意味は何でしょうか。

イエスは、御自分を信じたユダヤ人たちに言われた。「わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当にわたしの弟子である。あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。」すると、彼らは言った。「わたしたちはアブラハムの子孫です。今までだれかの奴隷になったことはありません。『あなたたちは自由になる』とどうして言われるのですか。」イエスはお答えになった。「はっきり言っておく。罪を犯す者はだれでも罪の奴隷である。奴隷は家にいつまでもいるわけにはいかないが、子はいつまでもいる。だから、もし子があなたたちを自由にすれば、あなたたちは本当に自由になる。

ヨハネ8章31節ー36節 聖書協会

1.キリストが教える真理

人間はたゆまなく真理を探究しますが、創造主なる神から離れて真理を追い求めているのです。でも真理と一口でいってもいろいろあります。人間の存在意義を問いかける哲学的真理、医学的真理、科学的真理、自然世界の真理などです。人間は古今東西、文化や時代を問わず、様々な分野でこれらの真理を追い続けてきました。しかし、この真理探究の旅路は、どこまで行っても終わりはありません。

キリストが教える真理は主イエス・キリストご自身です。稀代の哲学者たちや科学者たちが、一生かけても見つけることが出来なかった究極的な真理、そこには人間の頭脳を超えた何かがあることを物語っているのではないでしょうか。神が造った真理だからこそ、われわれ人間に具体的にハッキリと分かり得ないのではないでしょうか。

参照記事 キリストによって光が差し込む新しい契約の要はキリストの十字架

しかし、主イエスの真理が私たちを自由にしてくださるのです。この意味は何でしょうか。

2.キリストが教える従順、真理、自由の順序

まず、キリストのこの言葉の中で、読者の皆様に注目して頂きたいのは、その順番です。

キリストの教えにとどまる > 弟子になる > 真理を知る > 自由になる

キリストの教えにとどまるとは、キリストの教えを実践することです。キリストの教えを実践すれば、キリストの弟子になり、初めて真理を知り自由になるのです。

何の道具でも言えることですが、実際に使ってみないとその本当の良さはわかりません。キリストの教えを読むだけで実践しないままでは、その良さはわかりません。キリストの教えを実践して初めて、「あ~そうか!」と真理を心で知ることが出来るのです。これは頭だけで理解する知識とは違います。今まで何となく「人生って何だろう?」と疑問に思っていたことが、徐々に答えられていくのです。非常に不思議なことですが、これは真実です。

3.真理はあなたたちを自由にする

最後に、「真理はあなたがたを自由にする」意味について、もう少し詳しく見てみましょう。

真理はあなたを自由にする

人間は、真理の探究であれ、幸福感の探求であれ、何かを求めて生きています。ある人は、お金で幸福感を買えると考えて、高い給料、豪華な車や家を求めます。この探求の旅路、追求の旅路には終わりがありません。1000万の年収があったとしても、しばらくすると「足りない!もっと欲しい」と思ってしまうのが人間です。非常に高い年収がある人は、生活で思い悩むことないのかと思えば、実態はまったくその逆です。その多額の財産をどのように守るかで、裕福な人は奔走します。(アメリカの話ですが、高額の宝くじに当たった多くの人々が、身を持ち崩してホームレスになったという話をよく耳にします。)この意味で、人間は自分の欲望の奴隷と言えます。

主イエス・キリストは、このような奴隷状態から私たちを解放して自由にしてくださるのです。 そのためには、その教えを実践して、主イエス・キリストに従う必要があります。高いお金で買った物では味わえない充足感と幸福感を感じるでしょう。なぜでしょうか。主イエス・キリストが、私たち人間を創造された三位一体の神だからです。私たち人間のデザイナーである主イエス・キリストは、私たちが何を必要としているかを一番よく知っています。どのように生きれば、人間としての本来の姿になれるのかを教えて下さっているのです。

ヨハネの福音書からのメッセージ

キリストによって光が差し込むチームワークの大切を学ぶ人生を変える出会い新たに生まれる砂漠のような社会に生きる私たちにどこでも神様を礼拝できる主イエス・キリストは命の源真理を求めている人はイエス・キリストを知る

「ヨハネ8章31-36節。真理は自由にする」への1件のフィードバック

  1. 主の真理によって自由になり、いただくことの出来る神の平安と希望。これ以上の恵みがこの世にあるでしょうか。主よ、感謝します。

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